ミセス「青と夏」はなぜ色褪せない?歌詞の真意と大森元貴の制作秘話

ミセス「青と夏」はなぜ色褪せない?歌詞の真意と大森元貴の制作秘話についての疑問解決ガイドをご紹介します。

『青と夏』の誕生は、葵わかなと佐野勇斗がダブル主演を務めた映画『青夏 きみに恋した30日』(2018年公開)の主題歌オファーが発端でした。当時のMrs. GREEN APPLEは、フェスシーンで圧倒的な存在感を示しつつ、メジャーシーンでの確固たる代表作を打ち出そうとしていた勝負の時期にあたります。

大森元貴(Vo/Gt)は当時のインタビューや制作手記において、「真正面から誰もが認める夏の王道ポップスを作り上げる」という明確な覚悟を持って制作に臨んだ旨を明かしています。それまでのミセスが持っていたエッジの効いたオルタナティブロックの質感と、誰もが口ずさめるキャッチーなメロディラインを極限まで融合させる試みでした。

さらに注目すべきは、シングルカップリングとして収録され、同じく映画の挿入歌として起用された『点描の唄 (feat. 井上苑子)』の存在です。疾走感あふれるアッパーな『青と夏』で夏の眩しさと高揚感を描き出す一方、切ないアコースティックバラードである『点描の唄』で夏の終わりと儚さを描き切るという、表裏一体のコンセプチュアルなアプローチが見事に結実しました。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。