クリスティーナ・アギレラ「リフレクション」秘話と知られざる裏側
「リフレクション」の録音において最大の難関とされたのが、曲のクライマックスに控える超高音「ハイE(E5)」のノートだった。当時の音響技術ではごまかしがきかない純粋な生声の勝負。17歳の少女にとって、それはまさに音楽業界への試練ともいえる高壁だった。
スタジオに入ったアギレラは、ウォームアップもそこそこにマイクの前に立った。彼女が放った透明感溢れるハイトーンは、コントロールルームにいたエンジニアたちの言葉を失わせた。たった一度のテイクで奇跡的な高音を完璧にヒットさせたのだ。その瞬間、彼女は単なる「ディズニー歌手」ではなく、次世代を担うディバとしての決定的な第一歩を踏み出した。