サブ3.5練習メニュー完全攻略|3ヶ月でキロ4分58秒を刻む実践理論
全日本マラソンランキングなどの公式集計データによると、フルマラソン完走者の中でサブ3.5を達成できる割合は、男子ランナーで上位約11〜12%、女子ランナーでは上位約3%前後という狭き門です。サブ4の達成割合が全体の約25〜30%であることを踏まえると、サブ3.5はまさに「中級者から上級者への登竜門」と呼ぶにふさわしい難易度を誇ります。
サブ3.5を達成するために必要な平均ペースは、1kmあたり4分58秒(キロ4分58秒)です。42.195kmをこのペースで走り切ると、理論上のタイムは3時間29分34秒となります。しかし、実際のレースではスタート直後の号砲からスタートラインを通過するまでのタイムロス(ロスタイム)、給水所での減速、コースの起伏、終盤の失速リスクが存在します。そのため、実質的な目標巡航ペースはキロ4分50秒〜4分55秒に設定するのが鉄則です。
サブ4(平均キロ5分41秒)との間には、1kmあたり実に43秒もの隔たりがあります。キロ5分41秒であれば、有酸素運動の範囲内で淡々と脚を前に運ぶことで達成できるランナーも少なくありません。ところがキロ4分58秒の世界に入ると、心拍数は乳酸が溜まり始める閾値ゾーンに突入します。息が上がらないギリギリのラインを保ちながら42kmを押し切る「スピード持久力」がなければ、30km以降の急激なペースダウンは避けられません。