東京スカイツリーの重さは何トン?東京タワー比9倍の総重量と耐震の謎

東京スカイツリーの重さは何トン?東京タワー比9倍の総重量と耐震の謎とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。

東京スカイツリーの設計を手掛けたのは日本を代表する組織設計事務所の日建設計、そして難工事の施工を担当したのがスーパーゼネコンの大林組です。このタッグにより、前人未到の超高層自立式電波塔が現実のものとなりました。

スカイツリーの高さが「634m」に設定された理由は、開発エリア周辺の旧国名である「武蔵(むさし=634)」にちなんだ語呂合わせであることは広く知られています。しかし、この高さを実現するためには、極めて緻密な建築構造の計算が不可欠でした。

スカイツリーの足元断面は、1辺約68mの「正三角形」から始まります。これが上空に向かうにつれて徐々に丸みを帯び、地上約300m付近では「完全な円形」へと変化します。この断面変化は、日本の伝統美である刀の反り(そり)や寺社建築の起り(むくり)を表現した美しいデザインであると同時に、風の渦が規則正しく発生して共振する現象を抑え、風圧荷重を最小限に減らす合理的な構造力学の結晶です。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。