潜入取材と密着データで迫る過激派「中核派」の知られざる内部実態
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かつての「黒ヘルメットにゲバ棒」という威圧的なパブリックイメージは、現代の若者層を引きつけるうえで大きな障害となっていた。そこで彼らが大胆に踏み切ったのが、YouTubeをはじめとするネット空間への進出である。
なかでも前進チャンネルと称する動画コンテンツでは、若手活動家がポップな語り口で社会問題や日常の雑感を語りかける。従来の難解な政治用語や威圧的なアジテーションを極力排除し、一見すると親しみやすい動画配信者のようなスタイルを装うことで、政治に関心を持つ学生の心理的ハードルを劇的に下げている。
こうした動画で関心を持った若い視聴者は、同派の傘下組織である全日本学生自治会総連合(全学連)の活動拠点へと巧みに誘導される。大学構内でのビラ配りや一見ごく普通の社会運動サークルを装った対話から、段階的に組織の思想へと取り込んでいく手口が定着している。