斉木楠雄が唯一恐れる男・燃堂力の正体!思考不能の理由と愛される魅力

斉木楠雄が唯一恐れる男・燃堂力の正体!思考不能の理由と愛される魅力に関する最新の話題を詳しく解説いたします。

『斉木楠雄のΨ難』がアニメ、そして実写映画へとメディアミックス展開を遂げる中で、最もキャスティングの難易度が高いと目されていたのが燃堂力でした。あの異様なアゴ、モヒカン、そして「底抜けのバカだが圧倒的な愛嬌を持つ声と肉体」を三次元および音声で具現化することは至難の業と思われたからです。しかし、結果としてアニメ版・実写版の双方が歴史的なハマり役を生み出すこととなりました。

アニメ版で燃堂力を担当したのは、押しも押されもせぬトップ声優・小野大輔です。『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎や『黒執事』のセバスチャンなど、通常は端正な美男子や冷徹なカリスマを演じることの多い小野が、喉を鳴らすような濁声と知性を完全に捨て去ったアホ声をフルスロットルで出力。放送当時、声優ファンの間では「キャリア最高峰の怪演」「イケボの無駄遣いではなく、もはや新境地の芸術」と称賛を浴びました。小野大輔自身もイベントやインタビューにおいて、燃堂を演じる楽しさとエネルギー消費の激しさを語っており、その熱演がアニメ版のテンポ感を決定づけました。

一方、2017年に公開された福田雄一監督の実写映画版で燃堂力を演じたのは、実力派俳優の新井浩文です。ビジュアル初公開時、原作の特殊なケツアゴとモヒカンを特殊メイクと精密なカツラで完璧に再現した姿はネット上で社会現象的なバズを巻き起こしました。原作者の麻生周一もその再現度を絶賛。新井は単に見た目を似せるだけでなく、歩き方、首の傾げ方、斉木(演:山崎賢人)との絶妙な間合いの詰め方に至るまで、「現実に燃堂力が生きていたらこう動く」という解釈を見事に提示しました。声と肉体、それぞれのプロフェッショナルが魂を吹き込んだことで、燃堂力の魅力は二次元の枠を超えて国民的キャラクターへと昇華されたのです。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。