何度教わっても仕事が覚えられない…発達障害の疑いとミスを減らす具体策
ワーキングメモリの容量そのものを大人になってから劇的に鍛え上げることは容易ではありません。だからこそ最も有効な改善策は、「記憶を頭の外に追い出す(外付けハードディスク化する)」仕組み作りです。脳のメモリを使わずに済む環境を整えることで、ミスを大幅に抑制できます。
真っ先に見直すべきはメモの取り方です。指示を聞きながらノートに文字を殴り書きしても、後から見返したときに要点が分からなければ意味がありません。以下の3原則を徹底してください。
- 指示出しの冒頭で「1行テンプレート」を用意する:【期限・誰宛て・完了条件】の3項目だけを固定したフォーマットをノートに印刷またはあらかじめ手書きしておく。
- 指示が終わった直後にその場で復唱確認する:「承知しました。◯日15時までに△△の形式で提出で合っていますか?」と上司の目の前で声に出して合意を取る。
- スマートフォンの音声入力・録音機能を活用する:社内規定で許可されている場合は、口頭指示をICレコーダーや文字起こしアプリで記録し、聞き逃しをゼロにする。
さらに、作業環境においては「シングルタスクの徹底」が不可欠です。パソコンのブラウザタブは作業中の1つ以外すべて閉じ、メールの通知は特定の時間帯以外オフに設定します。「午前中の90分間は資料作成のみを行う」といったタイムブロッキングを取り入れ、目の前の1点に集中できる状態を意図的に作り出すことが成果につながります。