2026年夏、琵琶湖大花火大会を狙う「偽チケット・架空観覧席」の闇——被害額数千万円規模、巧妙化する詐欺手口の全貌と捜査の最前線
事態を重く見た滋賀県警サイバー犯罪対策課は、一連の事件を広域な組織的詐欺事件とみなし、大規模な捜査態勢を敷いている。被害金の振込先となった金融機関口座の凍結要請を進めるとともに、通信ログの解析を進めているが、捜査の壁は厚い。
偽サイトのホスティング先やIPアドレスの多くは、追跡が困難な海外の匿名サーバーを経由しており、資金の流出先には暗号資産(仮想通貨)が使われているケースも目立つ。捜査幹部は「個人の身勝手な転売ビジネスではなく、裏で海外の詐欺グループが糸を引いている可能性が高い。国際捜査機関との連携も視野に入れて全容解明を進めている」と明かす。