サカナクション山口一郎の愛用ギター解剖!名器J-45と機材の真相
山口一郎のアコースティックサウンドを語る上で、絶対に外せない絶対的な相棒がGibson(ギブソン)J-45です。『新宝島』や『白波トップウォーター』をはじめとする数々の代表曲で鳴り響く力強いコードストロークは、まさにこのギターから紡ぎ出されてきました。
彼が愛用しているのは、主に1950年代から1960年代初頭にかけて製造されたヴィンテージモデル。木材が長い年月を経て極限まで乾燥したことで得られる「ジャキッ」としたアタック感と、胴鳴りの深い低域が絶妙なバランスで共存しています。
山口一郎がJ-45を好む最大の理由は、パーカッシブな打楽器的アプローチにあります。サカナクションの楽曲は強烈な4つ打ちのキックやシンセベースがアンサンブルのボトムを支えているため、低音が過剰に膨らむアコギではダンスビートと帯域がぶつかってしまいます。J-45の持つ適度な泥臭さと抜けの良い中高域は、打ち込みのビートと融合した際に驚くほどのグルーヴを生み出します。
また、自宅やプライベートスタジオからの弾き語り配信では、スモールボディのGibson LG-2やMartin D-28などが登場することもあり、楽曲の情感に合わせて繊細なフィンガーピッキングとダイナミックなストロークを使い分けています。