世界最高齢出産は何歳?73歳双子出産の経緯と母子の現在を検証
医療技術がいかに進歩しようとも、高齢出産の身体的負担をゼロにすることはできません。母体と胎児には以下のような極めて重篤な医学的リスクが付きまといます。
【母体に及ぶ主なリスク】
妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、前置胎盤、子癇(しかん)、分娩時大出血、心血管障害。
【胎児および新生児のリスク】
子宮内胎児発育不全、早産、極低出生体重児、周産期死亡率の上昇。
こうした深刻な健康被害や親子の死別リスクを背景に、各国で法規制が進んでいます。73歳出産の舞台となったインドでは、2026年に「生殖補助医療(規制)法」が可決され、不妊治療を受けられる女性の上限年齢を50歳、男性を55歳に制限しました。世界的な潮流として、生殖の自由を認めつつも、生まれてくる子どもの福祉と母体保護を優先する厳格なルール作りが定着しつつあります。