黄色っぽい精子は異常?禁欲や病気の見分け方と泌尿器科受診の目安
生理現象とは異なり、早急な治療を要するのが泌尿器・生殖器系の細菌感染や炎症です。代表格となるのが前立腺炎であり、急性期には激しい排尿時痛や高熱、慢性期には会陰部の鈍痛、残尿感、射精時の違和感といった前立腺炎特有の症状が現れます。
さらに、精子の通り道である副鼻腔に相当する部位が腫れ上がる精巣上体炎を発症すると、陰嚢が赤く腫れ上がり、歩行困難を伴うほどの強い痛みに見舞われます。これらの臓器内で細菌と免疫細胞が戦うと、大量の白血球が精液中に流れ込みます。
白血球が過剰に混入した状態は医学的に「膿精子症(のうせいししょう)」と呼ばれ、精液が濁った濃い黄色や黄緑色に変色します。放置すると組織の線維化や慢性的な痛みの固定化を招くため、抗生物質による適切な薬物治療が不可欠です。