生理中の下痢と腹痛はなぜ重なる?原因と即効対処法・病気のサイン
Q1:生理中に市販の下痢止めを飲んでも問題ありませんか?鎮痛薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A1:一時的な症状緩和として一般的な下痢止めを服用すること自体は可能ですが、原因がプロスタグランジンによる腸の過剰収縮である場合、下痢止め単体では十分な効果が得られないことがあります。むしろ、痛みの初期段階でロキソプロフェンなどの鎮痛消炎薬を服用し、プロスタグランジンの発生を抑えるほうが下痢の予防・緩和に直結します。なお、複数の市販薬を併用する際は、成分の重複を防ぐため必ず薬剤師や登録販売者に相談してください。
Q2:下痢と一緒に激しい吐き気や冷や汗が出るのはなぜですか?
A2:過剰に分泌されたプロスタグランジンが血流に乗って胃や全身へ作用すると、胃の収縮や血管収縮を引き起こし、強い吐き気やめまいを誘発します。また、激しい腹痛という強いストレス刺激によって迷走神経反射が起こると、急激な血圧低下や心拍数の減少が生じ、冷や汗や血の気の引く感覚が現れます。症状が出たときは無理に動かず、足を少し高くして横になり、衣服を緩めて安静を保つことが大切です。
Q3:症状が辛いとき、婦人科と消化器内科のどちらを受診するべきですか?
A3:下痢や腹痛が生理の周期(生理前〜生理中)と明確に連動している場合は、まず婦人科への受診が推奨されます。子宮内膜症や子宮筋腫などの器質的異常がないかを確認することが最優先だからです。検査の結果、婦人科系に異常が見当たらない場合や、生理期間以外にも慢性的な下痢・血便・体重減少などが続く場合は、過敏性腸症候群(IBS)や炎症性腸疾患の可能性を考慮して消化器内科を受診しましょう。