電光石火の5.56秒を超える者は現れるか?50M走世界記録の真実と最新スプリント科学の衝撃
日本国内において「50メートル走」は、文部科学省の体力・運動能力調査などでおなじみの非常に身近なテスト種目だ。一般の小学生男子で8秒〜9秒台、高校生や成人男性で7秒台前半が平均的とされる中、トップアスリートのスピードはまさに別次元と言える。
日本人スプリンターに目を向けると、桐生祥秀やサニブラウン・アブデル・ハキーム、坂井隆一郎ら国内トップクラスの選手たちは、100m前半の30m〜50m加速において世界トップレベルに迫るピッチを誇る。公式の室内50mレースの出場機会こそ少ないものの、スタートを得意とする日本人選手が室内サーキットに本格参戦すれば、日本記録(朝原宣治が保持する5秒75)の更新、ひいては世界基準のタイムに迫る可能性を大いに秘めている。