きゅうりうどんこ病の治し方2026|重曹・酢スプレーと原因対策
うどんこ病対策において、善意の間違ったケアが原因でかえって病勢を悪化させてしまうケースが後を絶ちません。現場で頻発している典型的な3大誤解を是正します。
誤解①:「カビだから梅雨の長雨で湿気が多いときに増える」
これは「べと病」や「灰色かび病」との混同による典型的な間違いです。うどんこ病菌の胞子は水滴の中では呼吸ができず、発芽が抑制されるという特異な性質を持っています。そのため、梅雨の真っ只中よりも、「梅雨の晴れ間」や「梅雨明け直後の乾燥した晴天続き」に爆発的流行を見せます。「雨が降っていないから安心」と油断している時期こそ、最も警戒が必要です。
誤解②:「重曹の濃度を濃くすれば即効で完治する」
「薄めるのが面倒だから」「早く治したいから」と、200〜300倍などの高濃度重曹水を散布すると、強いアルカリ性によってきゅうりの葉のクチクラ層が破壊され、翌日には葉が黒褐色に焼け焦げたように萎縮・壊死します。重曹は必ず1000倍(水1Lに1g)の規定濃度を厳守してください。
誤解③:「ホースの水流で白い粉を直接洗い流せば治る」
日中に勢いよく葉の上からシャワーで水をかける行為は、一時的に胞子を洗い流したように見えても、水圧によって周囲の健全な葉や隣接する別株へ無数の胞子を飛散させる結果となります。さらに、株元の土を跳ね上げて「炭疽病」など別系統の土壌伝染性病害を誘発する引き金にもなるため、散布器具を使った適切な薬液散布以外の物理的洗浄は推奨されません。