小川忠洋の真実: ダイレクトマーケティング界のカリスマが歩んだ光と影
大阪大学物理学部という理系のエリートコース。そこで学んだ小川忠洋が、なぜマーケティングの世界に足を踏み入れたのか。この問いには彼の人生観が深く関わっている。
物理学は真理を追究する学問だ。数式と実験によって自然の法則を解き明かす。しかし小川は、その論理的思考力をビジネスという別のフィールドで活かす道を選んだ。科学的アプローチとマーケティング戦略。一見無関係に見えるこの二つは、実は仮説と検証という共通の基盤で結ばれている。
卒業後、彼は複数のビジネスベンチャーに挑戦した。すべてが成功したわけではない。むしろ失敗から学んだことの方が多かったという。試行錯誤の日々。資金繰りの苦労。顧客獲得の壁。これらの実地経験が、後のダイレクト出版設立の礎となった。