ナポレオンは本当にチビだったのか?身長168Cm説の真相と嘘の正体

ナポレオンは本当にチビだったのか?身長168Cm説の真相と嘘の正体について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。

平均より高かったナポレオンが、なぜ歴史上「小男」として記憶されることになったのでしょうか。その最大の原因は、フランスインチとイギリスインチの換算における誤解にあります。

検死記録に記されたナポレオンの身長は「5フィート2インチ4ライン」でした。これを当時のイギリスの単位系(1フィート=約30.48cm、1インチ=約2.54cm)でそのまま単純計算すると、約157cmから158cmという極めて小柄な数値になってしまいます。

しかし、当時フランスで使用されていた旧度量衡「トゥアーズ法」のフランスインチ(ポンス)は、イギリスインチよりも約7.8%長い1インチ=約2.707cmでした。フランスの単位系で「5フィート2インチ」を正しくメートル法に換算すると、約168.6cmになります。メートル法がまだ国際標準として普及していなかった時代特有の単位の違いが、彼を「157cmの小男」に仕立て上げてしまったのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。