来生たかお「Goodbye Day」哀愁の旋律と名曲誕生の真相
本作の持つ普遍的なメロディの力は、日本の国境を軽やかに越えていった。1985年、香港のトップスターであるジャッキー・チュン(張學友)が広東語で「情已逝」としてカバー。これが香港をはじめとする中華圏で記録的な大ヒットを記録し、彼のキャリアを決定づける出世作となった。
言葉が変わっても、メロディの骨格に宿る切なさは一切損なわれなかった。むしろ、香港ポップス黄金期の幕開けを象徴するアンセムとして受け入れられた事実は、来生たかおの旋律がいかに国境や言語の壁を超越する強度を持っていたかを証明している。アジア全土の音楽ファンにとって、この旋律は青春の記憶そのものとして刻まれている。