きゅうりの育て方と摘芯の極意|実がつかない罠を防ぐ整枝の全貌

きゅうりの育て方と摘芯の極意|実がつかない罠を防ぐ整枝の全貌の主要なニュースを専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

ネット上の栽培情報には、初心者をつまずかせるいくつかの危険な誤解が流布しています。失敗を回避するために知っておくべき真実を提示します。

誤解①:「葉が多ければ多いほど光合成で作物がよく育つ」という罠
植物にとって葉は光合成を行う器官ですが、古くなった下葉や、日光が当たらなくなった内部の葉は、光合成によるエネルギー生産量よりも自分自身を維持するための呼吸消費量が上回る「マイナス器官(お荷物)」へ転落します。収穫が始まった節目より下にある古葉は、順次ハサミで切り落とす「下葉かき(摘葉)」を行わなければ、果実に回るはずの糖分を浪費し続けることになります。目安として、1回の作業で取り除く葉は株へのストレスを考慮して2〜3枚にとどめ、常に株全体で15〜20枚程度の健全な葉を維持するのが黄金律です。

誤解②:「摘芯で間違えて親づるを切ったらその株はもう終わり」という悲観
強風や作業中の不注意で、草丈が低いうちに親づるの先端を誤って折ってしまう事故は頻発します。しかし、絶望して株を引き抜く必要はありません。親づるを失ったきゅうりは、生き残りをかけて下位の節から極めて勢いの強い子づるを複数本伸ばし始めます。その中で最も太く勢いのある子づるを1本だけ選抜して支柱へ誘引し、「代用親づる」として仕立て直せば、1〜2週間の遅れを取り戻して通常通り大量収穫へと復帰させることが可能です。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。