食品保存料の真実と健康リスク!無添加表示の見直しと賢い選択

食品保存料の真実と健康リスク!無添加表示の見直しと賢い選択にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

「保存料不使用」「合成着色料無添加」――店頭で誇らしげに掲げられるこれらの文言に、大きなメスが入った。消費者庁が策定した「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」である。

これまで多くの食品メーカーや流通業者は、「無添加」と表示することで製品のプレミアム感を演出し、消費者の安心感を煽ってきた。しかし、そこには重大な欺瞞が潜んでいたケースが少なくない。「保存料不使用」と謳いながら、実際には静菌効果を持つ「pH調整剤」や「グリシン」「酢酸ナトリウム」を日持ち向上目的で大量に添加している商品が後を絶たなかったのだ。

消費者庁が定めたガイドラインでは、以下の10類型に該当する不当・曖昧な表示が厳しく戒められている。

単なる「無添加」という抽象的な表示、同等の機能を持つ別素材を使用しているにもかかわらず特定の添加物不使用を強調する表示、法令でそもそも使用が禁止されている食品への「不使用」表示、そして添加物を使用していないことのみを根拠に「健康に良い」「安全である」と誤認させる表示などだ。

この見直しにより、消費者が抱く「無添加=絶対的な正義」という盲信は崩れつつある。無添加という言葉は品質の優位性を保証するものではなく、単に特定の製造工程を示しているに過ぎないというリテラシーが、今まさに買い手に求められている。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。