【2026年最新】「トカゲ」「ヤギ」なぜ動物や星座?台風の名前が決まる意外な舞台裏とアジア14カ国の知られざるルール

【2026年最新】「トカゲ」「ヤギ」なぜ動物や星座?台風の名前が決まる意外な舞台裏とアジア14カ国の知られざるルールの重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。

140個の名前は基本的に繰返し使われるが、永久に変えられないわけではない。記録的な暴風雨や高潮を引き起こし、甚大な人命・財産被害をもたらした台風の名前は、台風委員会の年次総会での議論を経て、リストから「除名(引退)」される。

2019年に東日本へ壊滅的な被害を与えた台風19号「ハギビス(レスリングの技/素早さを意味するフィリピン提案名)」や、2026年に各地を襲った猛烈な台風などが記憶に新しい。大きな惨事を引き起こした台風の名前を将来再使用すると、被災者のトラウマを呼び覚まし、過去の災害統計データを調べる際にも著しい混乱を招くためだ。

除名された枠には、提案国が新たな名前を補充する。2026年から2026年にかけても、近年の災害検証に基づき複数の新しいアジア名が差し替えられた。変更手続きには各国の気象機関による厳格な審査が必要で、発音のしやすさや意味の適切さが厳しく問われる。台風の名前は、地球温暖化によって苛烈さを増す気候危機の「爪痕」そのものを映し出す鏡でもあるのだ。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。