ヘリウムガスで声が高くなる理由と風船用を吸う危険性の真相
詳細を見る項目変声用ヘリウムガス(パーティー用)風船用ヘリウムガス(バルーン用)工業用・医療用ヘリウムガス組成ヘリウム約80% + 酸素約20%ヘリウム99%以上(純粋ヘリウム)ヘリウム99.99%以上(超高純度)人体吸入の可否手順を守れば吸入可能吸入厳禁(致死性あり)吸入厳禁(機械冷却・医療機器用)吸入時の生体リスク連続吸入による軽度のめまい等一瞬の酸素欠乏症・失神・心停止肺破裂・即時意識消失主な流通経路・価格帯ドン・キホーテ、東急ハンズ等(缶:800〜1,500円)玩具店、ネット通販、イベント資材(ボンベ等)高圧ガス専門業者、MRI等の冷却用途
市販されているヘリウムガスには、大きく分けて「変声用(パーティー用)」と「風船注入用」の2種類が存在します。外見や名称が似通っているため混同されがちですが、その中身と安全性には致命的な隔たりがあります。
最大の違いは、パーティー用ヘリウムガスには必ず約20%の酸素が混入されている点です。大気中の酸素濃度(約21%)とほぼ同等の酸素比率を確保することで、呼吸困難や酸欠を防止する設計になっています。
一方、風船用ヘリウムガス 吸うと危険と言われる理由は、浮力を最大化するために純度99%以上の純粋ヘリウムが封入されているためです。人間が酸素濃度ゼロの気体を一呼吸でも吸い込むと、肺の中の毛細血管を流れる血液から酸素が一気に気体側へ奪い取られ、脳に届く血中酸素濃度が数秒で急降下します。その結果、呼吸中枢が麻痺し、前兆のない「即時失神」や脳障害、最悪の場合は死に至る重大事故に直結します。