『おれは男だ!』からアンドレまで!志垣太郎が遺した情熱の軌跡
彼のみずみずしい演技力の根底には、若き日に在籍した劇団四季での厳しい修業時代がある。腹底から響く発声、舞台の端々にまで気を配る身体表現の基礎は、すべてこの時期に徹底的に叩き込まれたものだ。
その実力は、NHKの大河ドラマや各種時代劇の現場でも遺憾なく発揮された。凛とした和装姿で立ち回り、重厚な台詞回しをこなす姿は、お茶の間のシニア層をも魅了。単なるアイドル的スターにとどまらず、本格派の演技者としての地位を確固たるものにしていった。