宝塚の気高き美学!歴代男役トップスター全5組の伝説と魅力を解剖
宝塚歌劇団を支える「花・月・雪・星・宙」の全5組には、それぞれ異なるカラーと歴史が刻まれている。華やかさと伝統を誇る花組では、圧倒的なビジュアルと確かな演技力で平成の宝塚を牽引した明日海りおが異彩を放つ。彼女が魅せた儚くも美しい表現は、多くの観客の記憶に今も深く残っている。
月組の歴史を語る上で欠かせないのが天海祐希だ。入団からわずか7年足らずでトップスターに登り詰めたその電光石火のキャリアは、今なお語り継がれる伝説となっている。雪組は「和物の宝塚」と称される日本物の立ち回りと、深みのある芝居心を持った実力派トップスターたちが代々の暖簾を守ってきた。
圧倒的な熱量とダンスパフォーマンスで客席を熱狂させてきた星組には、平成の黄金期を率いた柚希礼音の存在が大きい。日本武道館での単独公演を成功させるなど、その規格外のカリスマ性は時代を象徴していた。そして1998年に新設された宙組は、長身のスタイリッシュなスターを数多く排出し、現代的な舞台機構を活かしたスケールの大きい作品群を更新し続けている。伝説のスターから現役のトップに至るまで、5つの組が織りなす個性こそが宝塚の生命線なのだ。