脳梗塞とコレステロールの新常識!下げすぎは危険?命を守る最新予防法
血管の健康を守るためには、健康診断でおなじみの数値が持つ意味を正しく把握しておく必要があります。一般的な健診における悪玉コレステロール基準値は一般に120mg/dL未満(120〜139mg/dLは境界域、140mg/dL以上が高LDLコレステロール血症)と区分されますが、脳梗塞の予防・治療の現場では、個人のリスクに応じたより踏み込んだ目標値が設定されます。
日本動脈硬化学会や最新の脳梗塞再発防止ガイドラインが示す「脳卒中予防目標数値2026年最新」の指標では、リスクの階層化が極めて明確です。
高血圧や糖尿病、喫煙などのリスクファクターを併せ持つ高リスク患者の場合、LDLコレステロールは100mg/dL未満、さらに冠動脈疾患やアテローム血栓性脳梗塞の既往がある再発ハイリスク群では70mg/dL未満という極めて厳格な管理が標準となっています。場合によっては55mg/dL未満を目指すケースもあり、「数値が高ければ高いほど血管の閉塞リスクは跳ね上がる」という明確なエビデンスが確立されています。