ピアスの穴は何日で塞がる?外して焦る前の復活法と正しい対処法

ピアスの穴は何日で塞がる?外して焦る前の復活法と正しい対処法とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

ジュエリーブランドChooMiaなどのアンケートや、SNS上の生々しい投稿を分析すると、自力でピアス穴を復活させようとして取り返しのつかない事態に陥ったユーザーの告白が溢れています。「悲しかったので一番下の穴を無理やりぶっ刺したら、耳がパンパンに腫れて枕が血だらけになった」「5つあったピアスの穴が2つ塞がり、強引に通した1つにしこりが残って激痛」といったトラブルは日常茶飯事です。

なぜ、塞がりかけの穴に無理やりピアスを通すとこれほど悲惨な結果を招くのでしょうか。その裏には、皮膚の防御反応によって引き起こされる「ピアスホールのしこり」の正体があります。

無理にピアスを貫通させると、ホール内部の上皮組織が引きちぎられ、皮下で内出血と急性炎症が発生します。この傷を修復しようと線維芽細胞が過剰に増殖すると、皮膚の内部に硬いゴムまりのような「線維性のしこり(肉芽腫や肥厚性瘢痕)」が形成されます。一度このしこりができてしまうと、ホール内が物理的に圧迫されて狭くなり、ピアスを装着するたびに激痛が走るようになります。

さらに恐ろしいのは、体質によって傷跡がミミズ腫れのように赤く盛り上がって巨大化する「ケロイド」や、皮膚の角質が皮下に埋没して袋状の腫瘍を作る「粉瘤(アテローム)」へと悪化するケースです。粉瘤が内部で細菌感染を起こすと、耳たぶ全体が数倍に腫れ上がり、皮膚科や形成外科でメスを入れて膿を排出し、病変を摘出しなければ治癒しなくなります。「たかがピアスの穴ひとつ」と甘く見た代償として、耳たぶの変形という重大な後遺症を背負うリスクがあるのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。