木村佳乃が『イッテQ!』で破壊した女優の聖域――泥にまみれた10年がテレビ史に刻んだ革命
木村佳乃のタフネスはどこから湧き出るのか。関係者が口を揃えるのは、彼女の底知れない好奇心と現場に対する敬意だ。
過酷な海外ロケでは、時差や衛生環境、タイトなスケジュールが容赦なく演者の気力を削る。しかし、彼女がロケ現場で不機嫌な顔を見せたという話は聞こえてこない。過酷であればあるほど目を輝かせ、スタッフと同じ釜の飯を食い、トラブルすら旅の醍醐味として受け入れる。少女のような無邪気さと、荒波をくぐり抜けてきた大人の胆力。このアンバランスな魅力が、画面を通じてダイレクトに伝わってくるからこそ、視聴者は彼女の一挙手一投足から目を離せない。