無期雇用契約社員と正社員の違いは?給与の壁と後悔の真相【2026】
無期転換を巡る最大のトラブルが、通算5年を迎える直前での「雇い止め(契約満了を理由とした更新拒否)」です。一部の企業では、無期転換による人件費の固定化や人員整理の難しさを嫌い、契約更新の上限を「通算4年11ヶ月」や「更新回数は4回まで」と事前に設定する「5年上限条項」を設ける動きが見られます。
契約当初から更新上限が明示されていないにもかかわらず、5年目前で突如雇い止めを通告された場合は、労働契約法第19条(雇い止め法理)により無効とされる可能性が高いです。過去の更新実績や業務の継続性から客観的・合理的な理由を欠く雇い止めは違法と判断されます。
一方、無期雇用契約社員へ転換した後の「クビ(解雇リスク)」はどうなるのでしょうか。無期契約になった瞬間から、正社員と同様に労働契約法第16条(解雇権濫用法理)の適用対象となります。「客観的に合理的な理由」と「社会通念上の相当性」がなければ解雇できないため、有期契約時代のように「期間満了で終了」させることは不可能になり、解雇に対する身分の安定性は劇的に向上します。