『ウィキッド』あらすじと結末ネタバレ!悪い魔女の真実とオズの伏線
『ウィキッド』の最大の醍醐味は、誰もが知る童話『オズの魔法使い』の裏に隠された因果関係が見事に一本の線で繋がる点です。
【オズの魔法使いへと繋がる主要な伏線一覧】
- かかしの誕生:エルファバを愛し、彼女を逃がすために拷問を受けたフィエロの成れの果て。
- ブリキ男の誕生:ネッサローズの暴走魔法から命を救うため、心臓を失ったボックの姿。
- 臆病なライオン:シズ大学の授業で実験台にされそうになり、エルファバとフィエロが森へ逃がした幼いライオンの子供。
- 緑色の肌の秘密:オズの魔法使いがかつてエルファバの母と不倫関係にあり、その際に飲ませた緑色の薬(酒)が原因。つまり、魔法使いはエルファバの実の父親だったという皮肉な血縁の真実。
また、本作はグレゴリー・マグワイアによる原作小説『オズの魔女:誰も知らないもう一つのオズの物語』をベースにしていますが、ミュージカル版とは明確な違いが存在します。
小説版は極めてダークで哲学的なポリティカル・フィクションであり、エルファバは本当に水で溶けて死亡します。救いのない結末を迎える小説に対し、ミュージカル版は「エルファバの生存」「グリンダとの深い絆」を前面に押し出すことで、切なくも希望の残るヒューマンドラマへと昇華させています。