ラベンダーグレージュの色落ちは何色?黄ばみを防ぐ経過の真相を徹底解説
「ラベンダーグレージュにしたのに、色落ちしたら緑色やマットっぽく濁ってしまった」というトラブルがネット上で時折報告されます。補色理論上、紫と黄色が混ざっても緑にはなりません。ではなぜ、このような現象が起きるのでしょうか。
原因を毛髪科学の観点から掘り下げると、主に3つの要因が浮かび上がります。
第一に、「カラー剤に含まれる青み(アッシュ)の過剰配合」です。市販のカラー剤や経験の浅い調合において、赤みを消そうとするあまりブルーアッシュを過剰に入れると、ベースに残った強い黄色と混ざり合い、「青+黄=緑」の混色反応を引き起こします。
第二に、「過去のカラー履歴(残留色素)」の影響です。過去にオリーブ系、マット系、または黒染め・ダークトーンの寒色系を繰り返していた場合、毛髪内部に青緑の色素が沈着しています。その上からラベンダーを重ねても、ラベンダーが先に抜け落ち、奥に眠っていた緑の色素が表面化してしまうのです。
第三に、「熱ダメージやプールの塩素による変色」です。過度な高温アイロン(180度以上)の使用によってタンパク変性が起きると、色素の分解バランスが崩れ、濁ったオリーブに変質することがあります。
この失敗を回避するためには、オーダー時に「赤みは消したいが、緑に寄りやすい髪質であること」を美容師に伝え、青みの強いアッシュではなくピンク寄りのバイオレット(赤紫)を微量にブレンドした調合を指定することが極めて有効です。