学校給食の牛乳は本当に必要か?食育最新ガイドラインと賛否の真相
行政側のスタンスも変化を見せている。食料政策を管轄する農林水産省と、教育現場を所管する文部科学省は、これまで学校給食プログラムにおける牛乳の位置づけについて協調した指針を出してきた。基本的にはカルシウム摂取の効率性を重視し供給を継続する立場を取るが、現場の過度な強制については否定的な見解を示すことが多くなっている。
学校給食の現場では、残食率の削減と子どもの健康維持という二律背反する課題に直面している。一口も飲まずに廃棄される牛乳を減らすため、パックの容量を変更したり、飲むタイミングを工夫したりと、現場の栄養教諭たちは苦心を重ねているのが実情だ。自治体によっては独自のガイドラインを設け、個別の事情に応じた対応を認め始めるケースも出てきている。