北千住「梅の湯」創業1927年の熱湯と井戸水が語る下町銭湯の真実
銭湯の醍醐味は、浴場を出た後にも続く。体に残る温もりを感じながら、夜風に当たって歩くひとときは格別だ。
梅の湯が位置する千住旭町周辺には、昔ながらの大衆酒場や、若いオーナーが開いたクラフトビールバー、居心地の良い喫茶店が混在している。火照った身体に流し込む冷えたビールや牛乳は、日常生活では味わえない至福の瞬間をもたらす。
東口の学園通り商店街を少し散策すれば、惣菜屋から漂う香ばしい匂いや、赤提灯の灯りが目に入る。梅の湯を中心としたこのエリア全体が、昭和の温もりと現代の活気が同居する稀有な空間となっているのだ。