天才ヴァイオリニスト黒柳守綱の生涯|徹子の父が遺した誇りと激動の真実
戦後の音楽復興に力を注ぎ続けた黒柳守綱氏でしたが、晩年は持病の療養を行いつつ、静かに家族との時間を過ごしました。
1983年(昭和58年)2月29日、急性心不全のため東京都内の自宅で急逝。享年74でした。前日まで普段と変わらない生活を送っていた中での突然の別れであり、家族や音楽関係者に大きな衝撃と深い悲しみをもたらしました。
葬儀では、日本を代表する指揮者や楽団員、そして長年にわたり守綱氏を慕い続けた音楽仲間が参列し、日本クラシック界の発展に心血を注いだ名コンサートマスターの旅立ちを悼みました。長女・徹子さんは後に「父は最期までヴァイオリンの手入れを怠らず、凛とした音楽家としての佇まいを失わなかった」と語っています。