脱ぎ芸の爆走男から熊本の地域スターへ——井手らっきょが60代で見せる「走力」と「人間力」の現在地
2018年、活動の重きを東京から故郷の熊本へと本格的に移した決断は、業界内でも大きな話題を呼んだ。タレントが第一線を退いた後の「都落ち」などという穿った見方を、彼は自らの行動力で即座に粉砕してみせる。
熊本市内に開店した店は単なるタレントショップに留まらず、地域住民やファンが集うコミュニティハブとして機能し始めた。地元メディアへの出演やイベントプロデュースを精力的にこなし、地方から新しいエンタメの風を送り込む。東京のキー局依存から脱却し、ローカルに根を張る生き方は、多様化する現代のタレントキャリアにおける先駆的なモデルケースとなった。