嵐『風の向こうへ』に宿る魂の真実!北京五輪から現在へ続く応援歌の軌跡
『風の向こうへ』を語る上で欠かせないのが、数々のスタジアムを熱狂させてきたライブパフォーマンスの記憶です。とりわけ、嵐にとって初の単独野外公演となった2008年9月の『ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO』(旧国立競技場)でのアクトは、伝説的なステージとしてファンの間で語り継がれています。
暮れゆく東京の空の下、聖火台を背にメンバー5人が全身全霊でパフォーマンスを披露。巨大スクリーンに映し出された北京五輪のハイライト映像とシンクロしながら、7万人の観衆が一体となって腕を突き上げる光景は、国立競技場という特別な空間だからこそ生まれた圧巻の名場面でした。嵐のライブ演出における「屋外スタジアム×自然の風×アンセム」という勝利の方程式は、まさにこの『風の向こうへ』によって確立されたと言っても過言ではありません。
また、Storm Labels(旧J Storm)の公式YouTubeチャンネルで公開されているMusic Video(PV)は、2019年の全シングルデジタル解禁に伴い公式配信がスタート。現在までに140万回以上の再生数を記録しています。青空と光をモチーフにしたミニマルでスタイリッシュな映像美の中で、メンバー同士が視線を交わしながら楽しげに、かつ芯の通った表情で歌い上げる姿は、2000年代後半に国民的グループへと駆け上がっていく嵐の眩いエネルギーを克明に物語っています。