疾風の元箱根王者は今どこへ?服部弾馬が切り開く新境地と挑戦
日本のお正月を彩る風物詩、箱根駅伝。日本テレビ放送網の中継カメラが捉え続けたのは、東洋大学陸上競技部のタスキを繋ぐ「服部兄弟」の圧倒的な存在感だった。兄・服部勇馬が刻む精密機械のようなハイペースと、弟・弾馬が繰り出す電光石火の切れ味。酒井俊幸監督が掲げる「その1秒をけずりだせ」のフィロソフィーを体現した2人の走りは、まさに一時代を築き上げた象徴だった。
特に1区や区間賞争いで見せた弾馬の勝負強さは異次元だった。他大学のエースたちが牽制し合う緊迫した集団走から、ラスト数百メートルで一気にギアを跳ね上げる。相手の心をへし折るような加速力。観客席をどよめかせたあのスパートは、今なお大学駅伝史のハイライトとして語り継がれている。