2026年、波濤に立つ「国境の砦」。日本最南端の島・沖ノ鳥島を守る極秘プロジェクトと、迫り来る危機の正体
かつては有人での観測も検討されたが、絶海の孤島での生活はあまりにも過酷だ。現在、現地には定住する人間はいない。その代わりに稼働しているのが、2026年仕様にアップデートされた超高性能の無人監視システムだ。レーダーや高解像度カメラが捉えた映像は、衛星回線を経由してリアルタイムで横浜の海上保安庁や国土交通省に送られる。不審船の接近や、異常な波浪による被害は瞬時に検知され、必要に応じて即座に巡視船が派遣される体制が整っている。ハイテク技術が、無人の国境を守る静かな盾となっているのだ。