ボストンマラソン事件の真相と犯人の現在!動機と死刑判決の行方を追う

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犯行に及んだのは、キルギス出身でチェチェン民族にルーツを持つ兄タメルラン・ツァルナエフ(犯行当時26歳)と、弟ジョハル・ツァルナエフ(同19歳)の実の兄弟でした。一家は2000年代初頭に難民として米国へ移住し、マサチューセッツ州ケンブリッジで市民権を取得して暮らしていました。

特に弟のジョハルは、地元の公立名門高校を卒業後、マサチューセッツ大学ダートマス校に進学した学生で、周囲からは「人懐っこく優秀な若者」として知られていました。一方の兄タメルランはボクサーとしてオリンピック出場を目指すなど有望視されていましたが、市民権の取得難航や挫折を機に次第に社会への疎外感を募らせ、イスラム過激主義に傾倒していきました。

捜査当局が明らかにした犯行の動機は、国際テロ組織アルカイダのオンライン機関誌『インスパイア』などを通じて自己過激化した「ホームグロウン・テロリズム」でした。兄弟は特定の組織から直接の指揮を受けていたわけではなく、米軍によるイラクやアフガニスタンへの軍事介入、イスラム教徒への迫害に対する報復という歪んだ正義感をネット空間で醸成させていたのです。拘束直前、ジョハルが潜伏先のボートの内壁に書き残したメッセージには、「一人のイスラム教徒を攻撃することは、すべてのイスラム教徒を攻撃することだ」という過激な思想が刻まれていました。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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