ウンナ母斑は大人でも残る?半数消えない噂の真相とレーザー保険適用

ウンナ母斑は大人でも残る?半数消えない噂の真相とレーザー保険適用に関する質問を詳しくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

経過観察を選択せず、早期のあざ除去を希望する場合、医療機関で第一選択となるのが色素レーザー「Vビーム(Vbeam)」を用いたレーザー治療です。

Vビームレーザーは波長595ナノメートルの黄色いレーザー光を照射し、血管内の酸化ヘモグロビンに選択的に熱エネルギーを吸収させます。周囲の正常な皮膚組織を傷つけることなく、異常拡張した毛細血管のみを凝固・破壊してあざを退縮へ導く医療機器です。

費用面に関して、ウンナ母斑は「単純性血管腫」という病名のもとで健康保険の適用が認められています。保険診療で定められた照射間隔(原則として3か月以上のインターバル)を遵守すれば、高額な自由診療費を負担する必要はありません。さらに、日本の各自治体が実施している「子ども医療費助成制度(乳幼児医療証)」を併用することで、窓口負担は無料もしくは数百円程度に抑えられる地域が大半を占めます。

治療開始のタイミングについては、皮膚科医・形成外科医の間でも意見が分かれます。低月齢の赤ちゃんは皮膚が薄く、レーザー光が深部の毛細血管まで届きやすいため、照射効率が高いという利点があります。一方で、照射時には輪ゴムで強く弾かれたような痛みを伴うため、乳児を固定して照射を行う必要があります。生後半年から1歳を過ぎると身体の動きが激しくなり、施術時の心理的負担や抑制の難易度が増すため、治療を急ぐべきか3歳頃の自然消退を見守るべきかは、慎重な見極めが求められます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。