関東ローム層の正体とは?富士山噴火の記憶と地盤の強さ・液状化リスクの真実

関東ローム層の正体とは?富士山噴火の記憶と地盤の強さ・液状化リスクの真実の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

関東ローム層は均一な一枚岩の土層ではなく、堆積した時代ごとに明確な層序区分が存在します。古い順から下に向かって積み重なっており、地質調査では主に4つの層に区分されます。

最も古い基盤を形成するのが約40万〜13万年前に堆積した「多摩ローム層」、続いて約13万〜8万年前の下末吉海進期に形成された「下末吉ローム層」、約8万〜3万年前の「武蔵野ローム層」、そして最も新しい最上部が約3万〜1万年前に形成された「立川ローム層」です。

この年代区分は、日本の考古学史上最大のパラダイムシフトをもたらしました。1949年、群馬県の岩宿遺跡において、相沢忠洋氏が立川ローム層中から打製石器を発見。「火山灰が降り注ぐ関東ローム層の堆積期(旧石器時代)には日本列島に人類は住んでいなかった」という当時の定説を根底から覆し、日本に旧石器時代が存在した決定的な証拠となりました。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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