【僕のいた時間】実話と難病の真相|モデル本人の現在・結末・三浦春馬の壮絶な最期

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物語の主人公は、大学4年生の澤田拓人(三浦春馬)。就職活動に奔走するごく普通の青年だったが、ある日手に力が入らなくなる異変を感じる。検査の結果、告知された病名はALS。全身の筋肉が徐々に動かなくなり、やがて呼吸筋も麻痺していく進行性の難病だ。余命は平均して3年から5年とされる。

拓人は病を隠そうとするが、やがて周囲に知られることになる。恋人・本郷恵(多部未華子)との関係、家族との葛藤、友人たちの戸惑い。そして、同じALS患者である先輩・向井繁之(斎藤工)との出会いが、拓人の価値観を少しずつ変えていく。限られた時間の中で「自分らしく生きる」ことを選んだ拓人は、就職を果たし、恵との結婚も決意。しかし、病は確実に彼の身体を蝕んでいく。

最終回で拓人は、自らの意思で人工呼吸器を装着しない選択をする。穏やかな表情で恵に見守られながら、静かに息を引き取るという結末は、放送当時大きな衝撃を与えた。この結末について、医療倫理の専門家からは「日本における終末期医療の意思決定を正面から描いた希有な作品」との評価も寄せられた。一方で、ALS患者の中には「人工呼吸器を着けて生き続ける選択肢もあることを、もっと描いてほしかった」という声もあり、議論を呼んだことも事実である。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。