「うがいは意味ない」は本当?医学的根拠と風邪予防の正しい新常識を検証
喉の防御機構を最大限に機能させるためには、うがいだけでなく「喉の乾燥予防」と「こまめな水分補給」を組み合わせることが不可欠です。
気道粘膜には「線毛(せんもう)」と呼ばれる微細な毛が無数に生えており、ベルトコンベアのように異物を体外へと押し出す「線毛運動」を行っています。しかし、空気が乾燥すると粘膜が乾いて線毛の動きが鈍り、異物を排出する自浄作用が著しく低下してしまいます。
ウイルスの細胞侵入を防ぐアプローチとして現在推奨されているのが、15〜20分おきに少量の水やお茶を飲む習慣です。喉に付着したウイルスをこまめに胃へ流し込むことで、強力な胃酸によってウイルスを不活性化させることができます。室内の湿度を50〜60%に保ちつつ、水分補給とうがいを併用することが、粘膜バリアを強く保つ鉄則です。