秋茄子は嫁に食わすなの本当の意味とは?3つの由来と意外な真相
そして3つ目が、ネズミ(鼠)にかけたダジャレや言葉遊びに端を発するという「意外な裏説」だ。平安時代末期に編纂された辞書『色葉字類抄』などの古文献の記述を紐解くと、「嫁」という言葉が「夜目(よめ=ネズミの別名)」を意味していたという説にたどり着く。
秋茄子は種が少なく実に甘みがあって極めて美味しい。そのため、「ネズミに食べられないように保管には気をつけろ」という農家や家庭での注意事項(「秋茄子は夜目に食わすな」)が、いつしか語彙の音韻変化とともに「嫁」へとすり替わったのではないかという推測だ。日本ことわざ学会のシンポジウムでも、こうした言葉の変遷と生活文化の結びつきが議論されている。