もつ鍋下処理の失敗を防ぐ!臭みを消す茹でこぼし回数と小麦粉の極意
もつ鍋に使用される内臓肉は、原料の種類や加工状態によって性質がまったく異なります。それぞれの特性を理解せずに同じ方法で処理することが、家庭での失敗を招く根本原因です。以下の比較表で客観的な数値データと特性の違いを確認してください。
なお、豚白もつを使用する場合は牛もつとは全く異なるアプローチが求められます。豚の腸は皮脂分泌腺の組織が複雑で特有の獣臭が強いため、塩揉みによる脱水とぬめり取りを行った上で、茹でこぼしを2回繰り返すのが基本です。
また、下処理における重曹とお酢の活用法も知っておくと役立ちます。硬さが気になる安価な輸入牛もつや豚もつの場合、水1リットルに対して小さじ1杯程度の食添用重曹を加えて下茹ですると、アルカリ性の働きで筋繊維や硬いコラーゲンが適度に分解され、ふっくらと柔らかく仕上がります。一方、茹で上がった後に冷水へ大さじ1杯のお酢を垂らして素早く洗うと、アルカリが中和されると同時に酸のマスキング効果で残存臭が消え去ります。ただし、繊細な国産生牛もつにこれを行うと脂が抜けすぎるため、素材の肉質を見極めて使い分けるのが鉄則です。