「フィリピン買春1万2000人」元校長事件から11年――なぜネット界隈は今も彼を神格化し続けるのか?
ネット民、特になんJ住民たちが注目したのは、その「異常なまでのマメさ」と、どこか浮世離れした行動パターンだった。1万2000人という天文学的な数字、それをすべて記録したノート、そして現地で「校長」と慕われていたとされる奇妙なエピソードの数々。これらが、ブラックユーモアを好むネット掲示板の性質と最悪の形で噛み合ってしまったのだ。
彼らは元校長を「レジェンド」と呼び、コラ画像や改変コピペを量産した。犯罪行為そのものを肯定するわけではないが、そのスケールの大きさと奇行っぷりを「エンタメ」として消費し始めたのだ。これは、ネット社会が持つ極めて冷酷で、かつ悪趣味な側面を象徴している。