六本木の会員制ラウンジの裏側を暴く!富裕層の秘密審査と給与実態
多くの部外者が混同しがちなのが、いわゆる高級キャバクラや銀座の老舗会員制クラブと、ラウンジとの構造的な差異だ。この境界線を理解する鍵は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風営法)の解釈と現場での運用にある。
キャバクラやクラブが風営法第2条第1項第1号に基づく許可を受け、キャストが客の隣に座って談笑・給仕する「接待飲食等営業」を行うのに対し、会員制ラウンジの多くは飲食店営業(深夜酒類提供飲食店営業など)の枠組み、あるいは厳格なコンプライアンス管理下で運営される。建前上は「客と対等な立場で同席する知人同士の会話空間」という立て付けを取り、ドレスコードも過度なイブニングドレスではなく、私服風の洗練されたワンピースが主流だ。
営業ノルマや同伴ノルマ、ペナルティといった従来の夜職にありがちな縛りを極力排除した「自由出勤制」が建前として掲げられている。だが、その裏には「数字を出せない人間は静かにシフトから外される」という、キャバクラ以上のシビアな実力主義が横たわっている。