【現地ルポ】2026年の台北「故宮博物院」が変えた鑑賞体験の常識——国宝とAiが交錯する奇跡の現場へ
2026年シーズンにおける最大のトピックの一つが、日本の国立博物館群との数年ぶりに及ぶ大規模共同プロジェクトだ。かつて琉球王国や江戸幕府から清朝宮廷へと贈られた漆器や日本刀、そしてその受領記録を記した宮廷文書が、時を超えて一堂に会している。
日台の歴史的・文化的深掘りを目的としたこの企画展では、外交の舞台で交わされた熱いやり取りや、文化交流の足跡が鮮明に浮かび上がる。ガラス越しに並ぶ日清の至宝を前に、日本の来場者が熱心に解説パネルに見入る姿が連日見られている。