橋本龍太郎元首相の死因と最期|腹部大動脈瘤から急変した闘病の真相
橋本氏の享年68歳(満68歳没)という若さは、政界のみならず国際社会にも深い喪失感をもたらしました。1996年1月に第82代内閣総理大臣に就任した橋本氏は、卓越した政策知識と強力なリーダーシップで数々の歴史的変革を成し遂げています。
その筆頭が中央省庁再編です。従来の1府22省庁体制を現在の1府12省庁体制へと統合・スリム化し、内閣主導の政策決定プロセスを確立する青写真を描きました。さらに、東京市場をロンドンやニューヨークに匹敵する国際金融センターへと刷新する金融ビッグバンを断行。日本の経済構造の近代化を強力に推し進めました。
外交面においても、米国のモンデール駐日大使(当時)との直接交渉によって実現した普天間飛行場の全面返還合意や、ロシアのエリツィン大統領との個人的な信頼関係を築いた「クラスノヤルスク合意」など、タフネゴシエーターとして日本の国益を最前線で守り抜きました。その政策的知見の深さは、歴代首相の中でも群を抜いていたと今日でも高く評価されています。