小学校クラス人数の上限は何人?35人学級の壁と教員不足の真相
学校現場や保護者の間で毎年の学年始めに大きな話題となるのが、クラス分け人数ボーダーの存在です。公立小学校の学級数は、学年の総児童数をこの上限人数で割ることによって機械的に算出されます。上限が35人ということは、学年全体の児童数が35人であれば「1学級」ですが、わずか1人増えて36人になった瞬間に「2学級」へ分割されるルールです。
具体例を挙げると、学年児童数が35人の場合は「35人の1クラス」で学校生活を送ります。ところが、春の転入で児童が1人加わり36人になると、学校は即座に学級を分けなければならず、「18人・18人の2クラス」へと姿を変えます。たった1人の増減によって、クラスの風景が「35人の大所帯」から「18人の極小規模学級」へと激変する現象が各地で日常的に発生しています。
同様の境界線は上の人数規模でも発生します。児童数が70人なら「35人×2クラス」ですが、71人になると「24人・24人・23人の3クラス」へと再編されます。さらに過疎地域などに適用される複式学級編制定数においては、異なる2つの学年を合わせた児童数が「原則16人以下(1年生を含む場合は8人以下)」になると1つの教室で学ぶ複式学級が組まれるなど、児童数の境界線は学級運営の根幹を左右しています。