耳の奥がズキンと痛む原因は?放置禁物の危険サインと最新対処法
Q1:つばを飲み込むと耳の奥が一瞬ズキンと痛むのはなぜですか?
A1:喉の感覚を伝える舌咽神経が耳の奥(中耳腔)にも神経線維を伸ばしているためです。急性咽頭炎や扁桃腺の炎症、あるいは喉の粘膜の細かな傷が原因で、飲み込む瞬間に神経が強く興奮し、耳の奥に突き抜けるような放散痛(関連痛)を引き起こします。喉の腫れがひどい場合は抗生剤等の処方が必要なため、耳鼻咽喉科で喉と耳の両方を診察してもらってください。
Q2:耳の奥がズキンと痛むとき、市販のロキソニンを飲んでも大丈夫ですか?
A2:急激な痛みを和らげる一時的な対症療法として服用すること自体は問題ありません。ロキソプロフェンナトリウムには優れた抗炎症・鎮痛作用があります。ただし、痛みを抑え込んでいる間に急性中耳炎の排膿が進んで鼓膜穿孔を起こしたり、帯状疱疹のウイルスピークを逃して神経損傷が進むリスクがあります。服薬はあくまで医療機関へ行くまでの「応急処置」と位置づけてください。
Q3:耳鼻科で「耳には異常がない」と言われましたが、ズキンとする痛みが消えません。何が考えられますか?
A3:耳そのものに異常がない場合、最も頻度が高いのは「顎関節症による関連痛」と「頸椎・肩こりに起因する後頭神経痛」、そして「ストレスによる無意識の歯ぎしり・食いしばり」です。また、血管が神経を圧迫する舌咽神経痛の初期である可能性もあります。耳鼻科の担当医と相談の上、口腔外科での顎関節検査や、脳神経外科での頭頸部MRI精査を検討することをお勧めします。
Q4:耳を触ったり引っ張ったりすると痛みが激しくなるのは中耳炎ですか?
A4:いいえ、耳介を引っ張ったり耳前部の軟骨(耳珠)を押して痛みが増幅する場合は、中耳炎ではなく「外耳炎」の典型的な特徴です。外耳道皮膚の浅い層に強い炎症が起きている証拠であり、綿棒による擦り傷やイヤホンの摩擦が主因となります。触るのを直ちにやめ、耳鼻科で適切な局所消毒と抗菌点耳薬の処方を受けてください。