【2026最新】スイス安楽死の実態と費用|外国人を容認する理由とは

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スイス国内には複数の自死幇助団体が存在しますが、その活動方針には明確な違いがあります。

国内最大の会員数を誇る「エグジット(EXIT)」は、原則としてスイス国内の居住者またはスイス国籍保持者のみを対象としています。スイス市民の権利として終末期の自己決定を支える地域密着型の組織です。

一方、日本を含む世界中からの渡航者を受け入れている代表格が、1998年に人権派弁護士ルートヴィヒ・ミネリ氏によって設立された「ディグニタス(DIGNITAS)」や、バーゼルを拠点とする「ペガソス(Pegasos Swiss Association)」です。

なぜディグニタスなどは外国人の受け入れを続けるのでしょうか。その根底には、「自らの生と死を自律的に決定する権利は、国籍を問わず全人類に普遍的に保障されるべき基本的人権である」という強固な理念があります。

自国で安楽死が法制化されていない国の患者が、苦痛の中で絶望的な手段を選ぶことを防ぎ、尊厳ある最期を提供することが自らの使命であると主張しています。世界中から寄せられる批判に対しても、「自死の権利を閉ざすことこそが非人道的である」という立場を一貫して崩していません。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。